探偵に依頼できること|リーガルホーク探偵社

探偵に依頼できること・できないこと|探偵業法に基づく調査範囲を元刑事監修で解説 | Legal Hawk
法律・コンプライアンス

探偵に依頼できること・できないことは?探偵業法に基づく調査の範囲を元刑事監修で解説


「この調査、探偵に頼んでいいのか分からない」——そんな不安を抱える方に向けて、探偵業法上受けられる依頼と受けられない依頼の境界線を整理しました。

監修:Legal Hawk(リーガルホーク探偵社)/元警察官・元刑事在籍

「浮気を調べてほしいけれど、こんな頼み方をしても大丈夫なんだろうか」「知りたい情報があるけれど、探偵に頼むのは違法にならないか」——探偵に相談しようとするとき、多くの方がこうした不安を感じます。

探偵は何でも調べられる存在ではありません。探偵業法という法律に基づいて業務を行う必要があり、依頼の内容によっては、そもそもお引き受けできないケースがあります。

探偵業法に基づく調査の範囲

この記事では、探偵業法上受けられない依頼の具体例と、その理由を、元警察官・元刑事が監修するLegal Hawkの立場から分かりやすく解説します。

結論から言うと、探偵は犯罪や違法行為に加担する調査を行うことはできません。正当な目的があるかどうかを契約前のヒアリングで確認することが、探偵業を営むうえでの大前提です。

探偵が受けられない6つの調査
【結論】

探偵に依頼できるかどうかの判断基準

  • 調査の目的が、犯罪や違法行為(ストーカー・復讐・嫌がらせ・脅迫・窃盗など)につながらないこと
  • 調査の方法が、通話履歴やLINE・メールの不正取得、住居侵入、違法な盗聴・盗撮、違法なGPS設置などを前提としないこと
  • 調査に、慰謝料請求や離婚準備といった正当な目的があり、探偵業の範囲(弁護士業務や警察権限の代替ではないこと)を超えていないこと

探偵業法とは何か

探偵業は、「探偵業法」(正式名称:探偵業の業務の適正化に関する法律)に基づいて営まれています。この法律は、探偵業者が違法な調査や人権を侵害する調査を行わないよう定めたもので、依頼者を守るためだけでなく、調査対象者や第三者の権利を守るためのルールでもあります。

そのため探偵は、依頼された内容であっても、法律や社会通念に照らして問題があると判断した場合には、契約前の段階でお断りすることがあります。これは「対応が悪い」のではなく、探偵業として当然の責任です。

犯罪目的・違法行為につながる調査は受けられません

調査の先に犯罪行為が想定される依頼は、内容の如何にかかわらずお受けできません。

NG調査の具体例

これらは調査の入口では「所在を知りたいだけ」「生活を把握したいだけ」といった穏当な言い方をされることもあります。だからこそLegal Hawkでは、契約前のヒアリングで依頼の背景や目的を丁寧に確認しています。

差別目的の身元調査は受けられません

身元調査そのものは、結婚や採用など正当な目的があれば可能な調査です。しかし、その目的が差別につながるものである場合は、受けることができません。

  • 出身地や本籍、いわゆる部落問題に関する調査
  • 人種・民族に関する調査
  • 宗教に関する調査

これらを結婚や採用の可否判断に利用する目的での調査依頼は、差別的な取り扱いにつながるおそれがあるため、Legal Hawkではお断りしています。

差別につながる調査

違法な方法での情報取得は禁止されています

調査の「目的」だけでなく、調査の「方法」が違法である依頼も受けられません。探偵は特別な捜査権限を持つ職業ではないため、警察と同じような手段を使うことはできません。

違法な方法での情報取得は禁止されています

「確実な証拠がほしいから」という理由でこうした方法を希望される方もいますが、違法に取得した証拠は、慰謝料請求や離婚調停・裁判の場でむしろ不利に働く可能性があります。合法な範囲でどこまでの証拠が取れるかを、事前にご相談いただくのが安全です。

正当な目的のない依頼も対応できません

方法自体は合法な尾行や行動確認であっても、調査を行う正当な理由がない場合は受けられません。

⚠ 正当な目的が認められにくい依頼の例

  • 元交際相手の現在の生活を、興味本位で知りたいという依頼
  • 芸能人や著名人、面識のない一般人を理由なく尾行してほしいという依頼
  • 近所に住む人の生活を継続的に監視してほしいという依頼

探偵の調査は、依頼者にとって法的・社会的に必要な目的があることが前提です。単なる好奇心や詮索を目的とした調査は、対象者のプライバシー権を侵害するため対応できません。

探偵業の範囲を超える業務はできません

探偵は「調査」を専門とする職業であり、それ以外の専門職の業務を代行することはできません。

  • 法律相談や、相手方との代理交渉(弁護士のみが行える業務です)
  • 当事者間の紛争の仲介・調整
  • 逮捕や取調べなど、警察権限が必要な捜査
  • 裁判所の判決に基づく強制執行にあたる行為

調査の結果、法的な対応が必要になった場合は、提携する弁護士など専門家へおつなぎする形でサポートしています。

探偵業の範囲を超える業務はできません

浮気調査でも受けられないケースがあります

浮気調査自体は、探偵業の代表的な業務のひとつです。ただし、目的によっては受けられないケースがあります。

依頼の目的可否
慰謝料請求のための証拠収集対応可能
離婚を検討するための事実確認対応可能
相手を社会的に陥れることが目的の調査対応不可
調査結果を相手の勤務先に流す目的の調査対応不可

後者のような目的は、名誉毀損などの別の問題を引き起こす可能性があります。「事実を確認して今後の対応を考えたい」という目的であれば、安心してご相談ください。

その他、お断りしている依頼

事例|こうした依頼はお断りしています

DVから避難している被害者を、加害者側からの依頼で探し出してほしいという相談。子どもを尾行させて、別居中の配偶者や浮気相手の住所を特定してほしいという相談。調査後に「相手に思い知らせたい」といった、暴力や嫌がらせを示唆する発言を伴う相談。

いずれも、調査対象者の生命・身体の安全に関わる、あるいは犯罪行為に発展するおそれがあるため、Legal Hawkではお受けしていません。

その他、お断りしている依頼

よくある質問

Q.浮気調査を頼みたいのですが、証拠が取れるか不安です。違法な方法を使わなくても大丈夫ですか?

A.公道での尾行や張り込みなど、合法な調査手法だけでも、慰謝料請求に必要な証拠は十分に収集できるケースが多くあります。個別の状況によって異なりますので、まずはご相談ください。

Q.身元調査を依頼したいのですが、どこまで調べてもらえますか?

A.結婚前の身元確認など正当な目的であれば対応可能です。ただし、出身地や人種・宗教など、差別につながりうる項目を目的とした調査はお受けできません。

Q.依頼を断られることはありますか?

A.はい。契約前のヒアリングで、調査の目的や背景を確認し、犯罪や違法行為につながる可能性がある依頼、正当な目的が認められない依頼はお断りしています。

まとめ

探偵業は探偵業法に基づいて営まれており、犯罪や違法行為に加担する調査、差別につながる調査、違法な手段を前提とする調査、正当な目的のない調査、探偵業の範囲を超える業務は行うことができません。

一見すると穏当に見える依頼でも、目的や方法によってはお受けできない場合があります。だからこそ契約前のヒアリングが重要であり、依頼者・調査対象者双方の権利を守ることにつながります。

不安な状況を、まずは相談してみませんか

自分で確認しきれない不安は、専門機材を使った調査で解消できることがあります。

まずはお話をうかがい、選択肢を一緒に整理いたします。

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