車にGPS・スマートタグを仕掛けられる場所|リーガルホーク探偵社
車にGPS・スマートタグを仕掛けられる場所|配偶者に位置情報を知られている場合の見つけ方と対処法
車のどこにGPS発信機やスマートタグが仕掛けられやすいのか、発見のポイントと見つけた後の正しい対処法を探偵が解説します。
「配偶者に自分の行動を把握されている気がする」「出かけるたびに、まるで居場所を知っているかのような発言をされる」——このように感じている方の中には、実際に自分の車にGPS発信機やスマートタグを仕掛けられているケースがあります。浮気・不倫をしている配偶者が、相手に会いに行く際に発覚を恐れて、逆に配偶者(あなた)の行動を管理しようとして設置する場合もあれば、浮気を疑った配偶者が証拠集めのために設置している場合もあります。本記事では、車のどこにGPSやスマートタグが仕掛けられやすいのか、自分で確認する際のポイント、そして発見した場合にとるべき対処法を、探偵の視点から整理して解説します。
結論
GPS発信機やスマートタグは、座席の隙間・座席の下・床マットの下・ダッシュボード内や助手席足元のボックス・ドアポケットといった車内のほか、トランク横のポケット・トランク内の荷物の中・トランク下の収納スペース・車体の下(マグネット式)・ナンバープレートの後ろなど、目につきにくい場所に仕掛けられます。特にスマートタグは非常に小型で、座席の隙間などに差し込まれると外から見ただけでは気付きにくいのが特徴です。市販の簡易GPS発見機は反応しないこともあり、発見手段としてはあまり当てにならないため、車体の下やトランクの収納スペースまで手を使って直接確認することが重要です。
配偶者が車にGPS・スマートタグを仕掛ける理由
配偶者が車に無断でGPSやスマートタグを取り付ける背景には、大きく分けて2つのパターンがあります。
浮気・不倫の相手に会いに行く際の不安から
浮気・不倫をしている本人が、自分が浮気相手に会いに行くタイミングで配偶者に見つからないようにするため、「配偶者が今どこにいるか」を常に把握しておきたいという心理から、配偶者の車にGPSやスマートタグを仕掛けるケースがあります。配偶者の行動範囲や帰宅時間を先回りして把握することで、浮気の発覚を防ごうとしていると考えられます。
相手の行動を管理したいという心理
一方で、浮気を疑っている側が、相手の行動確認や証拠集めの目的で位置情報を追跡しようとするケースもあります。いずれのケースでも、本人の同意なく位置情報を取得する行為である点は共通しており、後述するように法律上の問題を伴う可能性があります。
車内でGPS・スマートタグが仕掛けられやすい場所
車内でGPSやスマートタグが仕掛けられやすい場所として、主に以下が挙げられます。
座席と座席の隙間
運転席と助手席の間や、座席と座席の隙間に差し込まれるケースです。特に小型のスマートタグは隙間に入り込みやすく、外から見ただけでは分かりにくくなります。
座席の下
座席の下は普段あまり手を入れて確認しない場所であり、シートの奥に押し込まれると発見しにくい場所のひとつです。
床マットの下
フロアマットをめくった下のスペースに、薄型のGPS機器やスマートタグが敷き込まれることがあります。マットを外して床面を直接確認する必要があります。
ダッシュボード内・助手席足元のボックス
助手席の足元付近にあるダッシュボードの収納ボックスの中に、他の荷物に紛れさせる形で忍ばせるケースもあります。
ドアポケット
ドアの内側にあるポケット部分も、地図や小物に紛れて見落とされやすい場所です。
ポイント
車内は「普段よく触る場所」よりも「普段あまり手を入れない場所」を中心にチェックするのがポイントです。座席の隙間や下、マットの下などは、荷物の出し入れでは目に入りにくく、仕掛ける側にとっても発見されにくい場所として選ばれやすい傾向があります。
トランク・車体まわりで仕掛けられやすい場所
車内だけでなく、トランクや車体まわりにも仕掛けられやすい場所があります。
トランク横のポケット
トランク内側の側面にあるポケット部分も、日常的にはあまり中身を確認しない場所です。
トランク内の荷物の中
トランクの中が荷物で雑然としている場合、その荷物に紛れ込ませられると発見が難しくなります。逆に、車内が整理整頓されている場合でも油断はできません。
トランク下の収納スペース
トランクの床板を開けた下にある、工具やスペアタイヤなどを収納するスペースも見落とされがちな場所です。車内やトランクの中が整理整頓されている場合でも、この床板の下まで確認することが重要です。
車体の下(マグネット式GPS)
本格的な尾行・位置確認などで使用されるGPS発信機の中には、マグネットが付いているものがあり、車体の下に磁石で取り付けられることがあります。助手席側や後部付近など、鉄板部分に磁石で取り付ける形で設置されるのが一般的です。車体の下までしっかり潜り込んで確認すれば、発見できることも多い場所です。
ナンバープレートの後ろ
ナンバープレートの裏側に取り付けられる場合もあります。車の前後どちらのナンバープレートも、裏側を覗き込んで確認する必要があります。
注意点
車体の下やトランク下の収納スペースは、暗く手が届きにくいため確認が後回しになりがちです。しかし、マグネット式のGPS発信機はこうした場所にこそ取り付けられやすいため、懐中電灯を使い、実際に手で触れて確認することが重要です。
GPS発信機とスマートタグの違い
ひと口に「位置情報を取得する装置」といっても、GPS発信機とスマートタグでは特徴が異なります。
スマートタグの特徴と隠しやすさ
スマートタグは紛失防止を目的とした市販製品で、非常に小型かつ安価に入手できるのが特徴です。小型であるがゆえに、座席の隙間やポケットの中など、わずかな隙間にも隠しやすく、車内のどこに仕掛けられていても違和感が出にくい点が厄介です。
本格的なGPS発信機の特徴
一方、尾行や位置確認を目的として作られたGPS発信機には、マグネット式で車体下に取り付けられるタイプなど、より本格的な仕様のものがあります。バッテリー容量が大きい製品も多く、長期間にわたって位置情報を取得され続ける可能性があります。
自分でGPS・スマートタグを探すときのチェック手順
自分で車を確認する場合は、思いつく場所を順番にではなく、車内・車体の下・車体まわりという3つのエリアに分けて、抜け漏れなく確認することが大切です。
車内をくまなく確認する
座席の隙間・座席の下・床マットの下・ダッシュボード内のボックス・ドアポケット・トランク横のポケット・トランク内の荷物の中を、手を入れて直接触りながら確認します。目視だけでなく、荷物の中身をひとつずつ確認することも重要です。
車体の下・ナンバープレート裏を確認する
懐中電灯を使い、車体の下(特に助手席側や後部)を鉄板に沿って手でなぞるように確認します。マグネット式のGPS発信機は取り外そうとすると磁力による抵抗を感じることがあります。あわせて、前後のナンバープレートの裏側も確認してください。
簡易GPS発見機の限界
市販の簡易的なGPS発見機を使う方法もありますが、実際には反応しないこともあり、発見手段としてはあまり当てにならないという実情があります。電波を検知するタイプの発見機は、GPS機器が常時電波を発信していない場合や、機種との相性によって反応しないことがあるためです。確実性を求める場合は、目視・触診による確認を基本とし、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
GPS・スマートタグの無断設置は法律上どう扱われるか
配偶者であっても、本人の同意なくGPSやスマートタグを取り付けて位置情報を取得する行為は、法律上の問題を伴う可能性があります。
ストーカー規制法の「位置情報無承諾取得等」
令和3年(2021年)のストーカー規制法改正により、対象者の承諾なしに、GPS機器などの位置情報記録・送信装置の位置情報を取得する行為や、これらの装置を取り付ける行為が規制対象に追加されました。この改正は令和3年8月26日に施行されており、車に無断でGPS機器を取り付けて位置情報を取得する行為は、恋愛感情やその感情が満たされなかったことへの怨恨の感情を充足する目的で反復して行われた場合、ストーカー行為として処罰の対象となり得ます。
紛失防止タグ(スマートタグ)も規制対象に
その後、紛失防止タグを用いた位置情報の無承諾取得についても、規制対象行為に追加する改正が行われています。スマートタグは本来、忘れ物防止などを目的とした製品ですが、無断で人の車や持ち物に取り付けて位置情報を取得する行為も、同様に問題となり得る点に注意が必要です。
注意点
ここで紹介した内容は一般的な制度の概要であり、個別の事案がストーカー規制法などにどのように該当するかは、事案ごとの事情によって判断が異なります。法律上の評価については、弁護士など専門家に相談することをおすすめします。
GPS・スマートタグを発見した場合の対処法
実際にGPSやスマートタグを発見した場合、感情的にその場で取り外してしまう前に、押さえておきたいポイントがあります。
すぐに取り外すべきではない理由
発見してすぐに取り外し、処分してしまうと、後から「配偶者に無断で位置情報を取得されていた」ことを証明する証拠がなくなってしまいます。取り外す前に、設置されていた場所や状態を記録しておくことが重要です。
証拠として記録する方法
発見した機器そのものや、設置されていた場所を写真や動画で撮影し、日時とともに記録しておきましょう。可能であれば、機器を取り外さずにそのままの状態を保管し、後日の相談時に持参できるようにしておくと役立ちます。
専門家(探偵)に相談するメリット
発見した機器が本当にGPS・スマートタグなのか、誰が設置した可能性が高いのかを自分だけで判断するのは難しい場合があります。探偵に相談することで、機器の種類の確認や、設置状況を踏まえた今後の調査方針(配偶者の行動確認や証拠収集など)について、専門的な視点からアドバイスを受けることができます。
相談時によくある状況
「車の中で見覚えのない小さな機器を見つけたが、それが何なのか、誰が取り付けたのか分からず不安」といった相談は少なくありません。ご自身で判断がつかない場合は、機器を無理に取り外す前に、まずは専門家に確認してもらうことも選択肢のひとつです。
よくある質問(FAQ)
市販のGPS発見機を使えば確実に見つけられますか?
簡易的なGPS発見機は、機種や状況によっては反応しないことがあり、発見手段としてはあまり当てにならないという実情があります。発見機だけに頼らず、車内・車体下を直接目視・触診で確認することをおすすめします。
スマートタグはなぜ見つけにくいのですか?
スマートタグは非常に小型であるため、座席の隙間などわずかな空間にも入り込み、外から見ただけでは気付きにくいためです。
車体の下はどのあたりを確認すればよいですか?
マグネット式のGPS発信機は、助手席側や後部付近など、鉄板部分に磁石で取り付けられることが多いため、そのあたりを中心に、車体の下に潜り込んで手でなぞりながら確認するとよいでしょう。
GPSを見つけたら、その場ですぐに取り外してもよいですか?
すぐに取り外して処分してしまうと、後から証拠として示せなくなる可能性があります。まずは設置場所や状態を写真・動画で記録し、可能であればそのままの状態で保管することをおすすめします。
配偶者に無断でGPSを取り付ける行為は違法ですか?
ストーカー規制法の改正により、本人の同意なく位置情報記録・送信装置の位置情報を取得したり、取り付けたりする行為は規制対象となっています。個別の事案がどのように該当するかは事情によって異なるため、詳しくは弁護士など専門家への相談をおすすめします。
自分で確認しても見つからない場合はどうすればよいですか?
自分での確認に限界を感じる場合は、無理に車を分解しようとせず、探偵などの専門家に相談し、機器の有無の確認や今後の対応について助言を受けることをおすすめします。
まとめ
GPS発信機やスマートタグは、座席の隙間や下・床マットの下・ダッシュボード内・ドアポケットといった車内のほか、トランク周辺や車体の下・ナンバープレートの後ろなど、目につきにくい場所に仕掛けられます。特にスマートタグは小型で発見しづらいため、簡易的なGPS発見機に頼るだけでなく、車内から車体下まで手を使って直接確認することが大切です。発見した場合はすぐに取り外さず、記録を残したうえで、必要に応じて専門家へ相談することをおすすめします。
車のGPS・スマートタグについて不安がある方へ
ご自身での確認が難しい場合や、発見した機器の扱いにお悩みの場合は、まずはお気軽にご相談ください。
